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Sun.

激白! 私は嘔吐マティックだった! その2【MITSUI】

前回からの続き



駅から家までの間、何度か襲ってきた吐き気に耐えながら、私はなんとか自宅の玄関先まで辿り着くことができた。

窓に灯りはなかった。

ひょっとしてカミサンが起きているかとも思ったが、家の中からは物音ひとつ聞こえてこない。

どうやら家族全員床に着いているようだ。

助かったアアア

なぜなら、今、この状態でカミサンに起きていられようものなら、

あれエエ、まだ起きてたの?ごめんねー、ちょっと遅くなっちゃったかなー。

いやね、みんながさア、もう一軒、もう一軒ってうるさくってサ。 まいっちゃたよ、ホント。

飲み助達と付き合うのも楽じゃないよネーーーー。 ヘヘヘヘヘヘヘヘヘ。

なんて、テメエが職場の連中を引っ張りまわしておきながら大嘘のひとつもこかなきゃならない。

しかも、カミサンが、もしもこの時刻まで起きているとするならば、ヘベレケで帰ってくるであろう亭主に対し、イヤミの百や二百ブチカマスつもりでいることは確実だった。

今の私の状態を考えれば、ウマイ言い訳がスラスラ出てくるはずもなく、ましてやカミサンのイヤミを長々と聞いていられるほどの体力的余裕もあるはずがない。

とにかく気持ちが悪い、今すぐにでもトイレに駆け込みたい、そんな状態だった。

私は、音をたてぬよう、そっと玄関のロックを外し家の中へと入った。

そして、玄関口にカバンと背広を脱ぎ捨てると、私は一直線でトイレと駆け込んだ・・・・・

と思いきや、何を思ったのか私はネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ捨て、さらにはTシャツ、ズボン、パンツと次々に脱ぎ出し、なんと、玄関の上がり框で・・・・・、

スッポンポンのフルチン状態!

となったのだ。

みなさんには、この時の私の行動が理解できるであろうか。

今すぐにでもトイレに駆け込みたいという衝動を抑え、なぜこのような時間のかかる行動に出たのであろうか。

まずは、この真夏の熱帯夜に加え、あの電車の中でかなりの極限状態に陥ったため、それにより体温が上昇し、その暑さからくる行動とは考えられないか。

また、それとは別に、これから体験するであろうトイレでの苦行を考えたとき、明らかに邪魔となる衣服を脱ぎ捨てる行為は、私の朦朧とした脳ミソが導き出した精一杯の結論ではなかったのか。

はたして私は、フルチンのままトイレへと走った。

その姿は、端から見たら、

モノスゲエなさけない姿

に違いなかったであろう。

トイレに入った私は、便器のカバーを持ち上げると、その両縁にグッと手を添えた。

そして、落下ポイントを確認するやいなや、私の胃袋の住人たちが怒濤のごとく壁を乗り越えてくるのが分かった。


オウェェェッ


ゲッホ、ゲッホ、ゲッホ



飲み会で、シコタマ食った、本日のお勧め

「ノックのセクハラ炒め」 や 「舌滑り首相揚げ」

(↑時代が分りますね) などが未消化のまま便器に流れ落ちた。

苦しいよーーーっ、もう絶対酒飲まんぞーーーっ。 もう二度と飲みまシェーーーーン。

だけど気持ちいいよーーー。

意味不明の言葉を発しながら、私は、素っ裸のまま幾度となく襲ってくる嘔吐にノタウチ回っていた。

その光景は、もはや「情けなさ」を通り越し、「オゾマシサ」さえ漂っていたことだろう。

しばらく吐き続けると、私の胃袋の中はすっかりカラッポ。吐き出すものは、もはや胃液だけとなっていた。

しかし私の脳ミソは、

まだまだだよ~~ん。もっと吐きなさーーい。

っと、命令を続けてくる。

出ないよーっ。もう出るもんなんかありまシェーーン。

脳ミソとのアホな対話に興じていた、そのときだった。


ズボッ!!


突っ張っていた腕が限界に来ていたのであろうか、便器をつかんでいた右手が「ズルリ」と滑り、なんと吐物渦巻く便器の中にスッポリとハマリ込んでしまったのだ。


ああー、きちゃない、きちゃない。


完全に思考力を失っていた私は、便器から引き上げたビショビショに濡れた手を、暫くの間、朦朧とした目で眺めていた。

そして何を思ったのであろうか、たぶん「体内に溜まった汚物を兎に角吐き出さなければ」という本能がそうさせたのかもしれない。

私は次の瞬間、イキナリその右手の人さし指を・・・・・。

ゲロニンジンやらゲロシイタケやら、ひょっとしたら流し忘れてた子供のウンチなんかがくっ付いていたかもしれない、その人指し指を・・・・・。


口の中に突っ込んだのだ!


オウェェェェェ



もはや胃液だけとなった吐物が、精一杯の逆流運動によって絞り出されてきた。

ゲッホ、ゲッホ

涙と鼻水が溢れ出し、体力、精神力とも限界に達していた。

しかし、この地獄の苦行は、それだけでは終わらなかった。

私はつくづく不運な男である。

なんとその時、私の下腹部に異様な感触が走ったのだ。

アレ、何か、腹いたくなってきたゾーーっ。

そうなのだ、これほどの危機的状況にも関わらず、今度はゲリピー君が襲いかかってきたのだ。


グルグルグルグルグルグル・・・・


アッ、イツツツツツ。ウッ、ウッソオオ。ヤッ、ヤッバ。

どっ、どうしたらよいのであろうか。

吐き気はまだ治まっておらず、この状況で大便スタイルに切り替えたら、ゲロの対処に困ってしまう。

私は、ボヤケタ頭で必死に考えた末、すぐさまトイレから這いずり出た。

そして、何とか浴室までたどり着くと、洗面器を一つ持って再びトイレに戻ってきたのだ。





さて、洗面器を手にした私は、このあと、どの様にこの状況を切り抜けたのであろうか。

もちろん、常人であれば対応方法は一つであろう。

しかし、その時の私の思考回路は完全にショートしていた様だ。

なっ、なんと私は、





























こんなことをやり出して


しまったのだったアア!


gero-unchi.gif


その時、私は、自分が完全に常軌を逸していることに気付いておらず、そのまま、洗面器めがけてフンバリ始めていた。


違うぞーー!!


それは絶対違うぞーっ!!



そんな天の声が届いたのであろうか、私はハタと我に帰った。

そして、自分のその姿を冷静に見つめ直してみた。


いったい何やってんだア


オレはアア!!


よかったア。間に合ったアア。

何とかギリギリで正気を取り戻すことができた。

それにしても、自分で自分のアホさ加減がつくづく嫌になる。

苦笑いを浮かべながら通常の体勢に立て直そうとした、




その時だった。




















ちょっ、ちょっと

アンタ~~


いっ、いったい

何やってんの~~





私の背後にカミサンがいた。

カミサンが、震えながら立っていた。

私は、驚きのあまり、洗面器に少しだけ出してしまった。

カミサンは泣いていた。

あまりの情けなさに泣いていた。

それから1週間ほど、カミサンは口をきいてくれなかった。

おわり


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20:05 | MITSUI | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑
EARTH SHAKER@ELL | top | RATSよりお知らせ申し上げます。

Comments

# (爆)!(^^)
想像を絶する展開に感心して
おります!
・・・
奥さんの驚愕の表情が想像でき
爆笑させて頂きました!
挿絵もBerryGood!!
・・・
永久保存版です!
間違いなく!(^^)/
by: YUASA | 2010/12/13 15:24 | URL [編集] | page top↑
# ありがとうございます
作品としてお褒めいただきましたことについては大変嬉しく思います。ただ、人生として決して褒められたものではないことは十分自覚しております。(笑
最近、益々アルコールに対する抵抗力が衰えておりますので、今後の人生、より一層気をつけて生きて行こうと思っております。
イラスト、気に入ってもらえた様でよかったです。よろしければダウンロードして待ち受けにでも使ってやってください。
by: MITSUI | 2010/12/13 16:54 | URL [編集] | page top↑
# キモい(≧ω≦)(笑)
奥さんにコメントもらって下さい。
是非!!(笑)
by: ブビビンマン | 2010/12/14 18:31 | URL [編集] | page top↑
# 妻には内緒です
>ブビビンマンさん

妻は、このブログに興味がありませんので、たぶん見てもいないでしょう。
だから書けるんですけどね、こんな自虐ネタも。
ですから当然コメントもないと思いますので、どうぞご了承ください。
って言うか、イヤですよ、コメントきたら。
by: MITSUI | 2010/12/15 09:10 | URL [編集] | page top↑

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