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Fri.

激白! 私は嘔吐マティックだった! その1【MITSUI】

これは、私が数年前に体験した、紛れも無い真実の物語である。





真夏の暑い夜、JR東海道線、上り最終電車が、名古屋駅より発車した。

扉の閉まる寸前、 私は何とかその電車に飛び乗った。

走ったせいでかなり息が苦しい。

それに、空調の効きが悪いのか車内は異様な暑さで蒸せ返っていた。

ぐるりと車中を見渡すと、酔っぱらいが数人、ヨレヨレの姿で眠っている。

私は、ドア付近の空いている席を見つけると、そっと腰を下ろした。

グッタリと背もたれに後頭部を持たせかけ、暫くの間目を閉じていたのだが、なかなか眠りにつくことができない。

今日の飲み会での バカ飲みバカ騒ぎが祟り、頭の中がグルグルと音を発てて回っている。

ちょっとでも動くと気持ちが悪くなってくる。

私は、できるだけ体を動かさぬよう、頭の位置を固定したままシートに身体を預けていた。

電車は金山駅を過ぎたばかり。

最寄りの駅に着くまでにまだ20分以上はこの吐き気と戦わなければならない。

揺られる度に気持ち悪さが増し、スッパイ唾が「ジュージュー」と音をたてて唾液線を刺激した。


あーーーっ ウェップ。

もう酒は飲まんゾーー。

もーー二度と、ゲェップ。

あああ、気持ちわりいーーー。



訳の分からない呟きを発しながら、私は、目を閉じたまま苦しみに耐えていた。

暫くすると、車内の空調が調整されたのであろうか、次第に気分が落ち着いてくるのを感じた。

フト横を見ると、いつからそこに居たのであろうか、私の隣の座席に、私と同様にボロボロの状態で酔っぱらったオヤジが眠っているのに気が付いた。

ネクタイをダラしなく緩め、メガネを鼻の下までズラしながら、スースーと穏やかな寝息を発てている。

私は、そんなオヤジを横目で見ながら、同類の哀れみを感じずにはいられなかった。


フフッ、みんな大変だ。


自然と頬が弛み、苦笑いが浮かんだ。

しかし、その安穏とした空気がホンの束の間の物であったと思い知らされるのに、さして時間は要しなかった。

次の瞬間、笑いは消し飛んだ。

オヤジが咳き込みはじめたのである。





ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、

ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、

ゲホッ、ゲホッ、


なんだよ、キモチワリイなああモウ。

聞いてるとこっちまで苦しくなってくるじゃんかよ~。


しかし、オヤジの咳は続いた。


ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、

ゲホッ、 ゲホッ、ゲホッ、

ゲホッ、 ゲホッ、ゲホッ、


頼むよ、ホントにーー。

座席は揺れるし、こっちはただでさえ気持ちわりいのに。

いい加減止めてくれよーーーー。


それでも、オヤジの咳は止まらなかった。


ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、

ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ、

ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ


もおおっ、いい加減にしてくれー!


悲鳴をあげそうになった、その時だった・・・


オエッ!


いきなりオヤジがエズいた。


ウワッ!

びっくりしたなあ、もおお

吐くかと思ったじゃねえかよーー

勘弁してくれよ、ホントにもおお


危なかった。

あまりの強烈なエズきに身構えたが、何とか無事でいてくれた様だった。

っと、ホッとしたのも束の間だった。

続いて、何やら喉の奥から絞り出す様な音がオヤジから聞こえてきた。


カアアアアアアッ


それは、明らかに器官に絡んだ異物を絞り上げるサウンドだった。










ングッ・・・・・










飲んじゃったかあ?


微かに今「んっぐっ」っと、怪しげな飲込み音が聞こえた。

オヤジを見ると、なんだか美味しそうな顔つきで舌なめずりをしながら、口をクチャクチャさせて眠り続けている。

絶対飲んだな、コイツ。

いかん、益々気持ち悪くなってきた。

オヤジの、このお下劣な行動のせいで、私のマグマはすぐそこまで上昇してきていた。

しかしながら、どんなに酔っぱらったときでも、私はこれまで電車の中で吐いたことなど一度もなかった。

それだけはどうしても避けたかった。

私は耐えた。

必死で耐え忍んだ。

気がつくと、オヤジの方は、熟睡状態のまま「グーーグーー」とイビキをかいている。

ありがたいことに少し落ち着いてきた様で、オトナシク眠ってくれている。

暫くの間、穏やかな静寂が車中を包んだ。

相変わらず、私の気持ちの悪さは治まってなかったが、何とか耐え忍んでいくしかなかった。

10分程が経過したであろうか、第2の惨劇が私を襲った。





ブッス~~ン





オヤジがこいた。

しかも、何を食ってきたのであろうか、目に滲みるほど臭かった。

いかん、いかんぞー。

このままこの匂いをかぎ続けたら確実に吐いてしまうだろう。

私は、オモイッキリ空気を吸い込むと、呼吸を止めた。

はあーーーー、ウンッ!



















1分間ほどが経過したが、まだまだ油断はならない。

もう少し我慢してみることにした。











1分半が経過。

そろそろ限界である。

私は、そっと息を吸い込んだ。


プッハーーーーーーッ





























まだクセエーッ!


まだシッカリとクセかった。

もう限界だった。

私のマグマは火口まで急上昇し、いよいよゲロが口の中に凄い勢いで入ってきた。

私は、それを絶対に外に出すものかと口をグッと閉じた。

しかし、私が吐く前に、なんとこのオヤジがアア。















オウウエエエッ!


ジョポジョポ


ジャボジャボッ


私が必死で耐えていると言うのに、このオヤジ、何のためらいもなく、あっさり吐きやがった。

しかも、それに気付かず、まだ寝てる。





モワア~~~~ン





続いて、ものすごい臭いが襲ってきた。

ニンニクと日本酒が入り交じった凄まじい臭いだ。

もはや私の口の中もゲロでいっぱい。

いまにも溢れんばかりにホッペタはパンパンだった。

必死で閉じている口の隙間から、チョロと飛び出した。

それでも私は必死で堪えた。


絶対出さん!


絶対出さん!


絶対出さんぞーー!


出してたまるかああああ










ごっっっっっっくん!










電車が最寄り駅についた。

ドアが開くと同時に、ボロボロの私がホームに転がり出た。

よくガンパッタ。

本当によくガンバッタ。

私は、何とかこの修羅場を乗り切った自分を誉めてやりたかった。

しかし、これで全てが終わったわけではなかった。

そう、これから私が家に帰って味わうこととなる、あのおぞましい体験と比べたら、こんなもの、ほんの些細なプロローグに過ぎなかった。


次回に続く


続くんかい!


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22:20 | MITSUI | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
ちょっと奈良へ・・・Vol.2  【YUASA】 | top | 激白!! オレはバリバリのサーファーだった!!【MITSUI】

Comments

# どんだけゲロネタ?
ゲロネタいくつ持ってるんです?
(^^)

今回、得意のイラストを付ける
のはマズいですかね~?
・・・
いや!やはりイラストもほしい!
次回、是非!!
by: YUASA | 2010/11/16 17:42 | URL [編集] | page top↑
# 了解しました
了解しました。
これ、10年くらい前のネタなんですが、続きにはイラストがありますのでお楽しみに~。
by: MITSUI | 2010/11/17 09:24 | URL [編集] | page top↑

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